プライバシーに配慮する
二世帯住宅は、親世帯と子世帯の2つの世帯が同じ家に住むことになるため、プライバシーを確保しにくいです。いくら家族とはいえ、自分の生活をすべて知られるのは抵抗があるでしょう。そのため、それぞれが自由に使える個室を作ることをおすすめします。寝室やお風呂は、特にプライバシーに配慮しましょう。親世帯と子世帯の寝室の距離を離す、お風呂は別々で2つ作るなどの工夫をしてください。お互いにストレスが溜まらないようすることが大切です。
生活リズムを考慮する
親世帯と子世帯では、生活リズムが大きく違う可能性があります。日中働いていることが多い子世帯は、夜型の生活になりやすいです。日中家にいることが多い親世帯は、朝型の生活になりがちです。このように、生活リズムが大きく異なる場合は、生活音が気になるかもしれません。夜に物音をたてることで、親世帯の睡眠を妨害する恐れがあります。子世代も、親世代に配慮しながら生活するのはストレスが溜まるでしょう。したがって、生活リズムの違いを考慮して、防音性などにこだわることをおすすめします。
来客があったときのことを考える
二世帯住宅の場合、片方の世帯に遠慮して、同居していない親や友人、知人などを自宅に招きにくい可能性があります。しかし、親や友人などが自宅に来る機会はあるでしょう。その際、遠慮する必要がないように、ゲストルームなどを設置するのがおすすめです。また、玄関で鉢合わせることがないように、別々の玄関を用意するのも1つの方法です。
二世帯住宅の種類には、完全分離型に近いスタイルでありながらも玄関やトイレなどの一部分だけ共用するという一部共用型の住宅が存在します。