傾斜地の賃貸住宅の特徴
気に入った賃貸住宅が傾斜地に立地しているということもあるでしょう。平地ではなく、このような傾斜面の場所に建てられている住宅はどのような特徴があるのか気になりますよね。傾斜地というのは、山や丘、坂道を開発して造られた宅地のことを言います。当然しっかりと造成した上で建物は建築されていますが、平らな土地よりも地盤は不安定になります。そのため、平地に建っている賃貸住宅よりも、傾斜地を開いた宅地の物件は安い家賃で住めるという特徴があります。傾斜地の賃貸住宅は平地に比べると風通しが良いですし、何より1階や２階であっても景観が良い物件もあり、夜は夜景を楽しむこともできます。また、目の前に建物がないことがほとんどなので、部屋は日当たり良好で開放感があります。
傾斜地の賃貸住宅選びのポイント
傾斜地の土地の賃貸住宅は家賃が低い傾向があるため、条件の良い部屋の家賃が安ければ嬉しいですよね。しかし、賃貸選びの際に気を付けるポイントがあるのでよく理解しておきましょう。傾斜地に建てられた賃貸住宅は、耐震性が平地と比較して低い建物になります。傾斜地は盛り土で平らな地面をつくって造成しています。こういった土地では、深い基礎づくりをしなければ大きな建物をしっかり支えることはできません。ですから、傾斜地の賃貸住宅を借りるときは、斜面の土が崩れてくるのを防ぐ擁壁が破損していないか、亀裂が入っていないかを下見の際にチェックします。破損があれば雨の水分が入って建物を支えている擁壁がますます劣化し、建物にも影響が出る可能性もあります。しっかりとした基礎づくりで建てられている賃貸住宅を選ぶことが重要です。
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